三島駅目の前、動物のいる自然公園

楽寿園

掲載日:2020年12月19日 / Write by 山道 由菜

三島市立公園「楽寿園」は、三島駅すぐの南に位置した広さ約7万5千㎡の自然豊かな公園です。楽寿園は、約1万年前に流出した富士火山のうち、黄瀬川沿いに流下した「三島溶岩流」の溶岩の上に立地しています。園内では、その三島溶岩があちこちに露出しており、30㎞以上離れた富士山頂付近から流れてきた溶岩の荒々しい姿を観察することができます。また、ここは明治維新で活躍された小松宮彰仁親王が明治23年に別邸として造営されたものでもあります。小浜池やせりの瀬などの天然池泉と、周囲の自然林からなる庭園は、国の天然記念物及び名勝に指定されています。このほかにも、レッサーパンダ、アルパカ、カピバラ、ポニーなどがいる「どうぶつひろば」、「のりもの広場」、郷土資料館、県・市指定の文化財「楽寿館」などがあります。観光で来ても、ふだんの散歩で来ても楽しめる楽寿園。自然に囲まれた休日を楽寿園で、ぜひ。

Q施設のアピールポイントはなんですか?

「楽寿園」には、たくさんの楽しめるスポットがあります。

「楽寿館」は京間風の高床式数寄屋造りの建物で、館内にある野口幽谷、滝和亭など帝室技芸員(現在の人間国宝にあたる)6人を含む明治を代表する日本画家による装飾絵画は静岡県の文化財に指定されています。

「小浜池」は国指定天然記念物及び名勝区域で、溶岩の間からの湧水により毎日水位が変化しています。いつもは溶岩がむきだしで、数年に一度のペースで水位150cmの満水状態になる小浜池が、今年は過去最高の217cmを記録したため話題となりました。満水時と渇水時では見える景色が全く異なるため、何度来ても楽しめます!

「どうぶつ広場」には、与那国馬やカピバラ、アルパカなど23種の動物がいます。動物園に行かなくても、「楽寿園」で十分動物たちを見ることができます。

「のりもの広場」では、メリーゴーランドや豆汽車に乗ることができます。昔ながらの雰囲気のゲームもあり、小さい頃にタイムスリップしたかのような気分を味わえます。

また、土日には飲食やマルシェなど様々なイベントが行われています。イタリアンや和食、中華など名店ぞろいの三島の飲食店の味がお酒や音楽と一緒に楽しめる催しもあります。毎年10月30日~11月30日の期間で行われる楽寿園の最大行事「菊まつり」では、数多くの菊が園内に飾られ、今年は焼失からの復興を願い、首里城の再現が行われました。

このように、楽寿園には子供から大人までどの世代も楽しめる施設がたくさんあります。家族や友達、カップルなど、誰と来ても楽しめる場所です。

 

 

小松宮家別邸であった小浜池一帯の庭園は、李王家、緒明家の所有を経て市立公園「楽寿園」となります。昭和26年に三島市制施行10周年記念事業案として緒明邸の一部を市立公園にするという構想が持ち上がり、昭和27年7月15日に市立公園として楽寿園が開園しました。

Q大切にしていることはなにかありますか?

大切にしていることは、お客様みんなに「楽寿園」の魅力を伝えられるようにイベントを設け、三島を活性化し1人でも多くの人が自然に触れ合い、笑顔溢れる街づくりをすることです。

菊を飾り付け、首里城を再現したオブジェ

Qコロナ対策はどうなっていますか?

「楽寿園」はほとんどが屋外で楽しめる施設です。屋内で密になる心配はありません。また、園内は広々としていて、他の方と距離を保つこともできます。園内にあるカフェなどの食事スペースにはテラス席があり、食事中も安心です!

<最後に>

今回の取材で、「楽寿園」内を2時間程かけて見て回りました。時間があっという間で、朝から気分がとてもよくなりました。今となってはなかなか乗ることのできない豆汽車は、大学生の私でも子供に戻ったような気分で楽しむことができました。三島駅目の前に、これほど自然豊かで、どの世代も楽しむことのできるスポットがあるのなら、行くしかありません!ぜひ一度、足を運んでみてください!最後までご覧頂きありがとうございました。

企業情報

企業名 三島市立公園 楽寿園
所在地 〒411-0036 静岡県三島市一番町 19-3
営業時間 4月〜10月 9:00~17:00(最終入園16:30)
11月〜3月 9:00~16:30(最終入園16:00)
月曜定休(月曜が祝日や振替休日の場合はその翌日が休園日)
年末年始休み(12月27日~1月2日)
業種 公園
連絡・お問い合わせ お問い合わせ番号:(電話番号) 055-975-2570
(FAX) 055-975-8555
リンク
アクセス 日本大学三島キャンパス本校舎から徒歩17分